読まなかった日記

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Fallout New Vegas 日記(ノバック)

ノバックはモーテルのNOVACancyのうしろのネオンが落ちた町、思ったより文明的で、ひとのよさそうなおばさんから安めの値段で部屋を借りることができた。町の見張りに立ってる男は、この町で妻を誰かに誘拐されており、これは絶対に町の内輪の誰かが手引きしたのだ、と言っている。はたして、夜中おばさんがいないときにモーテルの受付をあさると、足下の金庫から、見張りの奥さん(とおなかの中の子)に関する、どこかのやつらとの奴隷売買契約書が出てきた。母体が1000、子供が産まれたらその時に500。この契約書を残り500の受け取り証書とする。

しかしそれを見ても、このゲームをプレイしているおじさんは「まじかよ、最低だな」「人間信じられないわ」とまでは、思えないのだった。

見張り番と「犯人を見つけたら連れて来る」約束をしたのだから、約束の場所におばさんをつれていくしかない。場所を言うと、なんの疑いもなくフラフラとそっちに歩いて行く。あのさ、おばさんは、残りの500貰えると思って、あの書類を後生大事にしまってたんだろ。でも、おばさんが残りの500に手を出そうとしたら、受け取り頼んだ奴にトンズラされるか、それをまたどうにかしようとしたりして、結果的にどこかと揉めて殺されることになるんじゃないかな。どだい500ってチンピラしか動かないくらいの金だろ。なんだ、どうせおばさんは死ぬんじゃないか……。しかしなぁ。

まったくなんで、ヤクザのくれた500の証書なんてとっとくんだよ、おばさん。

目的の場所で、合図にしていた赤い帽子を、遠くから見えるようにかぶり直す。帽子のつばを直すか直さないかのうちに、おばさんは「ひっ」とちいさな声をあげてくずおれた。撃つの早い……ずっとこちらを見ていたのか……死体の額には小さな穴が空いていた。おばさん、「見せたいものがある」なんて騙して連れてきてすまなかったな。おばさんにも何か思うところがあったのかも知れないが、先に見張り番と約束してしまったからな。

そうして、おばさんの懐を漁り、いくらかの金と、鍵を手に入れる。金庫をこっそり開けたので、鍵を使うことはなかった。たとえば、この鍵を掏摸とって使っていたら、事態を平和的に解決できたりしただろうか? いや、どのみち金庫から契約書が出てくるだけだからそれはない……。じゃぁ、無人になったモーテルの受け付けをもう少し探せば何か、彼女の側の言い分になりそうな証拠が見つかったりして? しかし、見つけて今更どうする。

見張り番に会い、報酬を貰った。たまたま、モーテルの借り賃と同じ金額だった。これだと、俺はただモーテルの女主人を殺して部屋に居座ってるだけということにならんか。いや、金は金だし、この金にはそういう意味はないことはわかっているが……。

この見張り番(ブーン)を旅の仲間にすることにした。声は小山力也です。