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読まなかった日記

(w)rite/(c)ompile or (d)ismiss

「ラクラク大統領になる方法」, Friedemann Friese

そういえば、先日やる機会があったので、控えておこう。(twitterにポストされてしまったけどすみませんボードゲームのタイトルです)

デザイナー、Friedemann Friese の顔が箱にでかでかと書かれて「最高のデザイナーによる、最高のゲーマーのための、最高のゲーム」とある。

デザイナーズノートがついているからネタバレでもなんでもないと思うから書くが、「アグリコラ」「ドミニオン」「プエルトリコ」「スルーザエイジズ」などの名作ゲームから、システムのおいしそうなところをチョロチョロともってきてゲームにしたもの。「作ってみた」という言い方が似合ってるか。

パクるにあたっては許可をとったらしいが、この緑の髪の怪しいおっちゃんに「あのさアイデア使わせてくんね?」と言われたら…それはさておき、「最高のデザイナーによる」というのは、箱絵の Friese のことではなく、パクり元のデザイナー達を指すのだろう。そしてだいたいこれら元ゲームをプレイして知っているのは、ある程度できあがったゲーマーなのだから、「最高のゲーマー」なのだ。いやーデザイナーも最高、ゲーマーさんも最高、最高じゃないですか! 腰が低いんだかなめられてるんだかわからない。

…だいたいこれでゲームの4割くらいは説明した。出落ちなので、買った人は箱を開けて喋るときに掘り下げるポイントを外さないようにしよう。

概要

ドミニオン」ふうのカード購入デッキ構築ゲームで、毎ターンごとに入った得点を蓄積させていく。

ところが、カード購入可能枚数はデフォルトではゼロ。カード購入には場の「窓口」を使わなければいけない(手札が選挙の自陣営で、場が役所の窓口らしい)。この「窓口」が「アグリコラ」ふうになっていて、ワーカーを置いていかなければならない。

ワーカーは、手札を使って、毎ラウンド臨時で増やすことができる。もちろん、その手札を買ってこないといけないが…。

斬新なフェイズシステム

ドミニオン」の手札を使ったカード購入と「アグリコラ」ふうワーカープレイスメントがどう馴染むのか、というのが、おそらく概要を聞いたときの最大の興味のポイントだろう。

このゲームでは、フェイズが大きく「ワーカーを置くフェイズ」「買い物をするフェイズ」に分かれている。ワーカーフェイズで、手札や購入枚数などを増やし、買い物フェイズでは買うだけ、という感じ。

まず「ワーカーを置くフェイズ」で、プレイヤー間のターンを回す。ここでワーカーを使ってできるのは主に以下のような行動だ。

  • (後のフェイズの)カード購入枚数を増やす
  • 山からひいて手札を増やす
  • (後のフェイズで買い物に使う)手金を増やす
  • (今のフェイズ、後のフェイズどちらでも)手札からプレイしたカードをもう一度使う

?「今のフェイズでプレイしたカードを使う」とは何か。今はワーカー置いてるフェイズでしょ、カード使ってないでしょ? …実は、手札のカードの一部、ワーカーや手札を増やせるものは(色分けされている)、ワーカーフェイズで手から出して使うようになっている。そうなんだ…。

?また、「プレイしたカードをもう一度使う」機能が即時発動せずに「後で」使えるのはどういうことか。これは、まずワーカーを立てて置いておき、使ったときに、「ここの能力を使いました」と言ってワーカーを寝せてチェックしていく。あ、そうなんだ。ワーカーの立つ寝るにちゃんと意味があるんだ…。

…まぁ、諸々、直感的でないので、判りづらい。そのへんはみなさん、最高のゲーマーさんですからうまいこと回せるでしょ! ということですね。

豊富なダブルアクション

「窓口」にも「手札」にも、アクションを2回実行できるものがたくさん入ってくる。というか、いろいろあってよくわからない。おおかた、以下のようなもの。

  • 手札としてプレイエリアに出したカードをもう一度使って、プレイエリアから捨て札エリアに除外(プレイエリアに、「再利用可能」「再利用不可能」という区別を付けてカードを置いていくことになる)
  • 窓口に置いたワーカーをもう一度起動させて、その窓口の機能を使う(寝かせたワーカーを立てることができる)
  • プレイエリアにプレイしたカードそのものを2枚分とみなす (カードはまだプレイエリアに残っているので、この後さらにダブルアクションすることができる)
  • 1手で2個ワーカーが置ける

まぁ、われわれはゲーマーだからなんとかしよう。

厳しい財政

ドミニオン的なゲームだが、意外と、金そのものを増やすカードが多くない。ダブルアクションや手札の回転で回して、購入金額を上げていくこともできる。

実際に、「金貨」(3金)カードがゲーム内に2枚しかない。2人プレイで私が2枚とも取ったが、相手はカード回転でしか対抗できずつらそうであった。

まぁわれわれはゲーマーだからなんとかしよう。

感想

「いろいろパクらせていただきましたテヘ」というゲームなので、細かいバランスを期待しても意味なさそう。ルールが曖昧な箇所もいくらか。

ドミニオンというゲームのしくみを、なまじ2フェイズに「ほぐして」しまったために、めんどくさくなってしまった。でもゲーマーだからめんどくさいのはなんとかするでしょ! というゲーム。

ゲーマーがわいわい作ってしまった遊びの感じを久しぶりに味わった。

疑問点

  • ワーカーを置くフェイズ、1手番で紫青カードのアクションは何枚でも使える?
  • 最後の「博士号」ボーナスは、1人1枚使ってそれ以上使えない?
  • 「コピー」機能では、10点ボーナスのカードも「コピー」できる?